Kuchitama Tech Note

はてな記法がいつまでたっても覚えられないので、はてなダイアリーからマークダウンが使えるこっちに引っ越してきました。

DevLove関西はいかにして私を駆動したか

 気がつけばDevLove関西が終わってもう1週間経ちました。
なのに、未だブログを書かず、会社に何かを持ち帰ったわけでもなく、なにもアウトプットが無いままの1週間でした。
 これは、「ブログを書くまでが勉強会」や「自分の周りを変えるまでが勉強会」という言葉に照らし合わせると「kuchitamaのDevLove関西は終わっていない」という事になります。
 というのも、DevLove関西の懇親会の後からずっと自分の中にもやもやしたものがわだかまっていてそれをどこか納得のいくカタチに落とし込むまではアウトプットのしようがなかったのです。まだ、まとまりきらない部分もありますが、とりあえず思いついた事を思いついたままに書いてみます。

もやもやの正体

 先に言ってしまうと、もやもやの正体は自分とDevLoveのスタンスの違いでした。
 DevLove関西の直後はこのもやもやしたものが、きっと懇親会LTでどんずべりした恥ずかしさやふがいなさだと思っていました。でも、よくよく考えるとスベる事には慣れているし、今更そんなことを気にしていたら今の会社にいられるはずも無いので、何かが違うと思いました。何が違うのかな〜っと考えているとふと、目に入ったのが、@yohhatuさんのプレゼンタイトル「開発現場を駆動せよ -DevLOVE関西Driveがもたらすもの-」でした。
 DevLoveは全体的な雰囲気として「現場」を改善しようとしていました。
 それに対して僕は現場の変更に対して全く興味がなく、「自分」のスキルをのばすことに意識が集中していました。今回の会では、主催者の@yohhatuさん@papandaさんのセッションを始め、スクラムなどチームの改善が念頭にあったように感じます。
 このスタンスの差がもやもやの根源でした。

なんで興味が無かったのか

 現場を変える事になぜ興味が無かったか。
1つには、アジャイルを学ぶ必要性を感じていなかったというのがあります。
 現在の弊社のチームマネジメントにそこまで不満が無かったというのがあります。改善も意見を挙げれば、検討された上で取り入れてもらえるので、改めてアジャイルスクラムを取り上げる必要性も感じていません。
 また、弊社ではアジャイルを崩して取り組んでいることもあります。フリューなりに崩して、やりやすく改めたアジャイルプロセスを実施しているので、あらためて原型を学ぶ必要性をあまり感じてもいませんでした。
 もう一つには、自分の器用貧乏っぷりが我慢出来ず、なにか得意分野といえるようなものを探している最中ということが挙げられます。
 そのため、焦点が自分が身につける技術、考え方に向いていて、周囲を変える事に向かなかったのだと思います。

そして駆動へ

 結局、DevLove関西に参加してもやもやが残ったという事は、発表者の方々や周りの人の熱量に感化されたという事なんだと思います。
 感化された以上は、なにかしないといつまでも胃のあたりが落ち着きません。幸い、興味ないといいつつやたらと本を集める癖があるので、部屋にはアジャイルな見積もりと計画作りや、アジャイルソフトウェア開発奥義などの本が積んであります。まずはこの辺りの本を読み込んでみるところから初めてみようと思います。
 自分も開発現場の一部であると考えれば、自分一人の取り組みでも、DevLoveは開発現場を駆動させたということになると思います。
 というわけで、DevLove関西2012は熱いイベントだった!