Ubuntuの更新でVirtualBoxと無線LANが死んだ…
先日、Ubuntuのソフトウェアアップデートを行ったら、無線LANとVirtualBoxが動かなくなりました。 かなり、ハマりにハマってなかなか治らなかったんですが、3日費やしてようやくちゃんと動くようになったので、備忘録的にまとめておきます。
問題が発生したマシンは DELL XPS13 で、ubuntuのバージョンは 15.10 と 16.04 です。
VirtualBoxは 5.0 と 5.1 で問題を確認しましたが、4系でも同様のはずです。
原因
直接の原因は、アップデートでlinux-kernel がバージョンアップして 4.4.0-31-generic
になったためです。
このバージョンのカーネルとUEFIのセキュアブートが、どうやら相性悪いようです。
このバージョンのカーネルを使っている状態で、セキュアブートが有効になっていると、 module が有効化できないという問題が発生していました。
そのため、 wl
や vboxdrv
が有効化できませんでした。
対応
有効化するには、ubuntuを再起動して、起動時に boot menuを開きます。
SecureBootの項目があるので、そこで disable してやればOK
これで無線LANは認識されるはずです。もし、無線LANが認識されないようであれば、 sudo modprobe wl
すればいいはず
VirtualBoxについては、多分セキュアブートを無効にしてからVirtualBoxをインストールすれば問題ないはずです
本当は、下記の情報を参考に MOKを登録してやれば、 vboxdrv
を認識できるようになるはずなのですが、私の環境でうまく動作しませんでした
SecureBootとMOK(Machine Owner Keys)は下記がわかりやすいです。
技術者見習いの独り言: SecureBootとLinuxorumin.blogspot.jp
以上、ざっくりしたメモ書きでした
参考資料
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